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掛け具合の合っていないメガネは鼻の方に下がり落ちてきます。
落ちた時にどうやってメガネを元の位置に戻していますか?

人の皮膚からは皮脂が出ています。
皮脂がレンズに付着すると、
レンズの寿命を短くする原因になりますので、なるべくならレンズに触れずに
戻していただくのが良いのですが、
そこで、今回は正しい直し方、良くない直し方を私の見解で書いていこうと思います。

まず、レンズにダメージを与えてしまう可能性のある直し方。

 ・鼻の部分を指一本で持ち上げる直し方
 
これはブリッジの位置に上手に指を持っていかないと、
指がレンズに当たってしまいます。

 ・レンズを上下から指二本で挟む直し方
 
これは縁無しor下無しの場合、レンズに直接触ってしまうので特に危険です。
レンズの表面から触るのではなく、側面から触るのは
レンズ面のコーティングが取れてしまう危険性が高まります。

 *正しい直し方(プラスチックorメタルフレーム限定)

 @ レンズには触らない事。
 A 両手で直す事。

ちなみに私の直し方は@の方です。
本当はAも併用するのが望ましいのですが、
私が現在かけているメガネはプラスチックフレーム。
プラスチックは外部からのショックによっては形状が変化し難い(ような気がする)!
・・・ので片手で、尚かつレンズに触らない工夫を凝らしています。
それがこれです。

 

ポイントは指の角度です。
レンズに平行に指を持ってくると、枠の位置を捉える事が出来ずに、
上手く上げる事が出来ない場合があります。
 

レンズに対して垂直に指を持ってくると、ある程度指の位置が前後してずれていても、
枠を捉える事ができる範囲が広いのです。
 

 (注:プラスチックフレームは熱によって形が変わりやすいです)

@とAを併用した究極の直し方がこれです。

  モデルは駅前店 宮本さんです

フロントとテンプルのつなぎ目付近を、それぞれ両手で持って、上げる。
これなら枠が有ろうが無かろうがレンズに触る事なく、
メガネの形を崩す事もなく直す事が可能です。


しかし、この動作・・・どこかで見た事があります・・・。
まさにメガネをかける最初の動作そのままなのです。
メガネは「一番かけやすい動作」が「一番メガネにとって良い動作」
ということなのですね。
全く良く考えられたものです。

・番外編
手のひらの大きな人なら、こんな直し方も良いと思います。
 

メガネの掛け直し方

文章・モデル 嶋