ジュニアXを販売して・・・
一宮店 野々村

 K君6歳のS+7.50のメガネ。

 お祖父さんと母親と3人でK君がご来店。
 一見視力が弱いとは思えないK君の笑顔がなんとも可愛い。
 3人とも笑顔で・・・当店のHPから印刷された地図をご持参でした。
 眼科の先生から 「賞月堂はいつもレンズを薄く作ってくれるのでいいよ」
 ということでお父さんがHPで調べてくれたそうです。
 車で30分ほどの隣の市からお越しいただいた。謝


 お祖父さんが孫に眼科でメガネを掛けるように言われたが・・・
 「遠視というのがよくわからない・・遠くは見えるんだろう」
 そこでまず遠視に対する勉強会を開催。
 子供メガネ研究会のHPを開いてそのモニターを見ながら・・です。

  http://www.msopt.jp/index.html
 いろんな情報があるので大変便利です。


 黒板や本をよく見るメガネでもありますが、将来の為に今訓練をするメガネです。
 「でも正直少し遅かったですね、もっと早くから掛けて欲しかった」
 「はい、眼科でもそう言われました」
 次に子供メガネ研究会のHPをお見せして保険でメガネ代金の70%が戻ってくる。
 そういう説明をさせていただく。
 さらにレンズが極端に厚くなるので心のご用意をしていただくが、
 当店の技術とレンズ選択で薄くなることを説明する。

 度数  S+7.50 +0.50 120
        S+7.50  C+0.50   70  PDが52である。
 でも思わず息をのむ・・・これは厳しい。もう少し弱ければ・・・

 理想のジュニアメガネ考獲てみると・・・
 薄型加工を最も有効にするためにフレームPD52〜56のジュニアフレームを探す。
 初めてのメガネなので軽さも丈夫さも大切。
 可愛さも大切・・・・
 ウスカルをまず考えたが・・・FPD60・・・ここはもう少し狭いのを探す!
 エアーチタニウムキッズを考えたが溝堀ゆえに厚さが心配で断念!


 また子供にありがちな顔の大きさと頭の大きさとのバランスは6歳ということもあって
 注意をして観察するも比較的良好です。
 最優先すべきことは軽くて丈夫で可愛いことを目指します。
 可愛いと皆が褒めてくれないとK君は掛けてくれないからね
 そうなると当店オリジナルのジュニアXを考えてみた。
 軽い・丈夫さは天下逸品。そして可愛い。 K君もいたって満足顔。
 問題はFPD  通常版だと58である。
 そこでブリッジを最近見つけた17ミリ仕様とすると56になる。
 56―52=4ミリ 2ミリ内方 これなら行けそう。
 メガネレンズ製作範囲表を見ると意外に作っていないのですね。強度遠視は・・
 強度近視はどのメーカーも必死に製作範囲を広げているけど・・・・
 東○光学の屈折率1.7素材の非球面デザインで汚れに強い表面処理仕様でパソコン入力。
 瞳と瞳の距離と玉型と鼻幅を入力して完成予想図を確認してみる。
 中心厚 4.0ミリ 周辺部1.8ミリ。
 これなら強度的にも割れに強くて合格です。
 次の問題は価格です。
 従来より子供のメガネは取り扱いが乱暴ということもあって高級レンズは避けます。
 しかし通常レンズだとびっくりするほどレンズが厚く重くなります。
 そして中心は良いのですが周辺部がかなり大きくひずんで見えるのです。
 また友達がK君の目を見るとレンズで拡大されて大きく見えてしまう。
 何とかこれらを最小限にしたいというのがポイントだが、これだと驚くほど高額です。
 メガネ価格になじんで見えない家族の方はびっくりされるでしょう。

 しかしK君のメガネ代金には今度から保険が適応されます。
 これも子供メガネ研究会に詳しく紹介されていますのでご確認ください。
 要は、社会保険事務所から37801円以上なので26460円の還付があります。
 この最高のジュニアメガネは義務教育価格でも一式XX000円もしますが・・・
 XX000円−26460円=XX540円が実際の価格であす。
 この価格なら初心者価格の学生メガネと同じ価格帯なので自信を持ってお勧めします。
 「これなら最高の組み合わせですので推奨します。ぜひお作りください。」

 カラーは15色から選べますが最も可愛い淡い透明色のブルーに決定!
 プレフッティングで両テンプルを18ミリカットしてピッタリです!
 K君 頭を振ってみても・・・ぴくっともしません。 完璧だ。
 普通子供の鼻は成長期で平坦だがこのジュニアメガネならきちんと対応できる。
 よーしこれならほぼ理想の子供メガネになる。 確信。

 次回の完成は6月23日メーカー発送です。 ということは24日の仕上がりになります。
 17ミリブリッジの手配はピンクだけ在庫があったのだがブルーはヨーロッパ在庫です。
 うーん確認すると30日発送です。
 しばらくはブリッジだけピンクで両サイドはブルーで過ごして頂きましょう。
 来月にはオールブルーになります。

 笑って許してくれるかな? K君  おじさんのお願いです。

 ところで最初に笑顔で入店されたと申しましたが、
 通常ではお客様はいやいやメガネを購入するように眼科で指示をされてお越しですので、
 暗いお顔で入店されるのが多いのです。
 今回のケースはHPで一通り研究をされてお見えですので店内風景やスタッフの顔も事前に見て
 起こしなので初対面という気がしなかったのでしょうね。 私もHPを見てのお客様は非常に親
 しみを感じてしまいますので・・・。


 次はお渡し編にて・・


メガネの販売記
のページに戻る



トップページに戻る

新ホームページへ戻る