手元用眼鏡にもいろいろ有ります。
苅安賀店 横井

66歳 女性

ご来店の主訴は、眼科での治療を終え「合わなくなった老眼鏡を作り変えたい」という事でした。左眼を黄斑変性症で治療され、鼻側に視野欠損があるとの事ですが、全く見えないという訳ではなく、以下のように視力矯正しました。

RV=0.7×S+1.00 C+1.00 Ax170° ADD2.50
LV=0.3×S+0.25 C−0.50 Ax100° ADD2.50

趣味で大正琴と詩吟をなさるとの事。特に、大正琴は手元の楽譜の行き来があり、楽譜の位置が60〜70センチと離れる為、単焦点での近用眼鏡には限界があると判断しました。お客様に「近用ワイドレンズいわゆる近々レンズ」というものをご紹介すると
「これまでそんなレンズがある事は知らなかった。」と言われました。
早速、下記のような近用ワイドレンズを作成することになりました。

【レンズ・HOYAレクチュール1.5 Bタイプ】
R S+3.00 C+1.00 Ax170°
L S+1.75 C+0.50 Ax 10°
テストレンズでの装用テストでは、大変気に入って頂きました。
但し、この販売記を書いている段階では、まだお客様にメガネが渡っていません。
ご使用頂いての結果につきましては、後の販売記でご報告します。
ここで思う事は、我々眼鏡店から見れば、一概に手元用眼鏡といってもいくつか選択肢が有ります。しかし、我々の説明不足からお客様に伝わっていない場合があります。
これからもお客様の用途をよくお聞きして、ご提案させて頂きたいと思います。



メガネの販売記
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