vol.6 紫外線について
今年は、暖冬から始まり気象庁の予想では猛暑を迎えそうです。
さて、今年の夏至は6月22日ですが、夏至とは一年で一番昼が長い日になりますよね。
これから、日差しの強くなる季節になり益々紫外線を浴びる量が増えて行きます。紫外線は4月〜9月の時間帯はAM11:00〜PM2:00頃までがピークで又、赤道に近い地域ほど多くなります。皆さん紫外線を浴びるのは晴れの日だけだとお思いでしょうが結構、曇っている日でも紫外線を浴びています。
地球の周り約20〜50kmほどの成層圏に存在する「オゾン層」によって、有害な紫外線(UVA・UVB・UVC)の多くを吸収し、地上の生態系を保護されています。近年では、冷蔵庫、クーラーなどの冷媒や、プリント基板の洗浄剤として使用されてきたフロンなどの塩素を含む化学物質が大気中に排出され、成層圏で塩素原子が増加し、オゾン層の破壊が進んでしまっています。気象庁の観測では、日本上空においても、オゾンの減少傾向が確認されているそうです。このままオゾン層が破壊され地表に有害な紫外線が増えると、皮膚がんや結膜炎などが増加すると考えられていますが、近年になりフロンガスの全世界的な使用規制が功を奏したとみられ、オゾンは徐々に再生されつつあるものの、まだまだ予断を許せる状況ではないとの事です。
最近は、テレビなどで特集を組まれ皆さんも知る機会が多くなり、UV付きの化粧品・傘・服などいろいろな工夫をされていると思いますが、眼に関してはサングラスを掛ける事が一般的です。しかし、色を付けたから紫外線カットが出来る訳ではありません。紫外線カットレンズが必要です。又、あまり濃い色を付けてしまうと瞳孔が開き、より多くの紫外線が眼の奥まで入って来る事にもなります。
そんな時、紫外線カットコンタクトレンズは如何でしょう。眼の上に、直接乗っているため隙間も出来ず眼を保護します。ハードタイプでしたら、「メニコンZ」・「メニコンアイスト」使い捨てソフトレンズでは、J&J製品がすべての商品に対応しています。
最後に、サングラス+紫外線カットコンタクト+つばの大きい帽子をかぶれば、これからの、日差しに対してかなりの有効手段となります。どうぞ、6月からの夏を気をつけてお過ごしください。